有名な物語モモ(ミヒャエル・エンデ)
『モモ』カシオペイアは、なぜカメなのか
▶ YouTubeで見るモモ|正しい道を知っていれば、ゆっくりでもたどり着く。【読書感想文におすすめ‼︎】カシオペイアは、モモを大切な場所へ導く不思議なカメです。ゆっくり歩くのに、少し先の未来を見ることができます。
どうして、未来を知る案内役が、速い動物ではなくカメなのでしょうか。
ゆっくりなのに、少し先が見える

カシオペイアは遠い未来を何でも知っているわけではありません。でも、少し先に何が起こるかを知り、モモを導きます。
遅いことと、先が見えないことは同じではありません。カシオペイアは、その意外な組み合わせを持つ存在です。
速く進むことと、正しく進むことは違う

灰色の男たちは、人々に「もっと早く」と急がせました。
けれどカシオペイアは急がず、必要なときに必要な方向へ進みます。急いで間違った道へ行くより、ゆっくりでも進む道を見失わないほうが大切だと教えているようです。
ベッポの一歩ともつながっている

道路掃除夫のベッポも、長い道を見てあわてるのではなく、目の前のひと掃きを大切にします。
カシオペイアも、全部の未来を見せるのではなく、次の一歩を示します。二人とも、遠くばかり見て不安になるのではなく、今できる一歩を大切にしています。
全部を答えないから、モモは進める

カシオペイアは人間の言葉で長く説明せず、甲羅に短い言葉を浮かべてモモに伝えます。
全部を教えるのではなく、今のモモに必要な言葉だけを渡します。モモの代わりに進むのではなく、モモ自身が進めるように導いているのです。
カシオペイアは、希望のしるし

町の人たちが忙しくなり、モモがひとりぼっちになりそうなとき、カシオペイアは現れます。
「まだ道はある」「急がなくても進める」と伝える存在として、カシオペイアはモモのそばにいます。ゆっくりでも前へ進む姿そのものが、希望になっています。
考えてみたい問い
| 問い | 考える手がかり |
|---|---|
| カシオペイアがカメであることには、どんな意味がある? | 速さと正しい道を比べる |
| 全部の答えを教えない導き方には、どんなよさがある? | モモが自分で進むことを考える |
| 急がなくてもよいと感じるのは、どんなとき? | 自分の経験を思い出す |
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