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『モモ』カシオペイアは、なぜカメなのか

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カシオペイアは、モモを大切たいせつな場所ばしょへ導みちびく不思議ふしぎなカメです。ゆっくり歩あるくのに、少すこし先さきの未来みらいを見みることができます。

どうして、未来みらいを知しる案内あんない役やくが、速はやい動物どうぶつではなくカメなのでしょうか。

ゆっくりなのに、少すこし先さきが見みえる

カシオペイアは遠とおい未来みらいを何なにでも知しっているわけではありません。でも、少すこし先さきに何なにが起おこるかを知しり、モモを導みちびきます。

遅おそいことと、先さきが見みえないことは同おなじではありません。カシオペイアは、その意外いがいな組くみ合あわせを持もつ存在そんざいです。

速はやく進すすむことと、正ただしく進すすむことは違ちがう

灰はい色いろの男おとこたちは、人々ひとびとに「もっと早はやく」と急いそがせました。

けれどカシオペイアは急いそがず、必要ひつようなときに必要ひつような方向ほうこうへ進すすみます。急いそいで間違まちがった道みちへ行いくより、ゆっくりでも進すすむ道みちを見失みうしなわないほうが大切たいせつだと教おしえているようです。

ベッポの一歩いっぽともつながっている

道路どうろ掃除そうじ夫おっとのベッポも、長ながい道みちを見みてあわてるのではなく、目めの前まえのひと掃はきを大切たいせつにします。

カシオペイアも、全部ぜんぶの未来みらいを見みせるのではなく、次つぎの一歩いっぽを示しめします。二人ふたりとも、遠とおくばかり見みて不安ふあんになるのではなく、今いまできる一歩いっぽを大切たいせつにしています。

全部ぜんぶを答こたえないから、モモは進すすめる

カシオペイアは人間にんげんの言葉ことばで長ながく説明せつめいせず、甲羅こうらに短みじかい言葉ことばを浮うかべてモモに伝つたえます。

全部ぜんぶを教おしえるのではなく、今いまのモモに必要ひつような言葉ことばだけを渡わたします。モモの代かわりに進すすむのではなく、モモ自身じしんが進すすめるように導みちびいているのです。

カシオペイアは、希望きぼうのしるし

町まちの人ひとたちが忙いそがしくなり、モモがひとりぼっちになりそうなとき、カシオペイアは現あらわれます。

「まだ道みちはある」「急いそがなくても進すすめる」と伝つたえる存在そんざいとして、カシオペイアはモモのそばにいます。ゆっくりでも前まえへ進すすむ姿すがたそのものが、希望きぼうになっています。

考かんがえてみたい問とい

問とい 考かんがえる手てがかり
カシオペイアがカメであることには、どんな意味いみがある? 速はやさと正ただしい道みちを比くらべる
全部ぜんぶの答こたえを教おしえない導みちびき方かたには、どんなよさがある? モモが自分じぶんで進すすむことを考かんがえる
急いそがなくてもよいと感かんじるのは、どんなとき? 自分じぶんの経験けいけんを思おもい出だす

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