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『モモ』はどんな物語?──時間どろぼうが現れる町

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『モモ』の主人公しゅじんこうは、町まちはずれの古ふるい円形えんけい劇場げきじょうにひとりで住すむ女おんなの子こです。

モモは特別とくべつな魔法まほうを使つかいません。けれど、モモのいる場所ばしょには人ひとが集あつまり、町まちの人ひとたちは少すこしずつ変かわっていきます。そこへ現あらわれるのが、時間じかんどろぼうと呼よばれる灰はい色いろの男おとこたちです。

モモは、古ふるい円形えんけい劇場げきじょうに住すんでいる

モモが住すむのは、昔むかしは人々ひとびとが劇げきを見みていた、今いまは使つかわれていない円形えんけい劇場げきじょうです。

ひとりで暮くらしているモモのところへ、町まちの人ひとたちが少すこしずつ集あつまってきます。不思議ふしぎな場所ばしょが、モモを中心ちゅうしんに人ひとの集あつまる場所ばしょへ変かわっていきます。

モモの特別とくべつな力ちからは、聞きくこと

モモは、相手あいての話はなしを心こころをこめて聞ききます。

モモに話はなしを聞きいてもらうと、悩なやんでいた人ひとは自分じぶんの気持きもちに気きづき、けんかしていた人ひとは仲直なかなおりのきっかけを見みつけます。モモは答こたえを押おしつけず、相手あいてが自分じぶんで見みつける時間じかんを守まもります。

ベッポとジジも、モモの友ともだち

道路どうろ掃除そうじ夫おっとのベッポは、ゆっくり物事ものごとを考かんがえる人ひとです。ジジは、想像そうぞう力りょくいっぱいにお話はなしを語かたる人ひとです。

モモのまわりには、すぐに役やくに立たつかどうかではなく、人ひとが自分じぶんらしくいられる時間じかんを大切たいせつにする人ひとたちがいます。

灰はい色いろの男おとこたちが、町まちを変かえていく

灰はい色いろの男おとこたちは、人々ひとびとに「時間じかんを節約せつやくしなさい」とささやきます。

人々ひとびとは忙いそがしくなり、友ともだちと話はなす時間じかんも、遊あそぶ時間じかんも、考かんがえる時間じかんも失うしなっていきます。町まちは便利べんりになったように見みえて、笑顔えがおやつながりが減へっていきます。

モモは、武器ぶきではなく心こころで立たち向むかう

モモには武器ぶきも強つよい魔法まほうもありません。それでも、町まちの変化へんかに気きづき、灰はい色いろの男おとこたちに立たち向むかいます。

モモが持もっているのは、人ひとの心こころを聞きく力ちからです。『モモ』は、時間じかんどろぼうをやっつけるだけの話はなしではなく、人ひとが人ひとらしく生いきる時間じかんを取とり戻もどす物語ものがたりです。

考かんがえてみたい問とい

問とい 考かんがえる手てがかり
モモのいる場所ばしょに、人ひとが集あつまったのはなぜだろう? モモが人ひとの話はなしを聞きくことを考かんがえる
灰はい色いろの男おとこたちは、町まちをどのように変かえた? 忙いそがしくなる前まえと後ごを比くらべる
モモが武器ぶきを持もたずに立たち向むかえるのは、なぜ? モモの聞きく力ちからに注目ちゅうもくする

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