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『手袋を買いに』町の灯は、なぜいろいろな色に見えたのか

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雪ゆきの夜よる、子こぎつねは遠とおくの町まちの灯あかりを見みます。はじめは星ほしが低ひくいところに落おちたように見みえ、近ちかづくと赤あかや黄きや青あおの灯あかりに見みえてきます。

同おなじ灯あかりを見みている母ははぎつねは、町まちへ近ちかづくことができません。二人ふたりの見みえ方かたの違ちがいには、これまでに経験けいけんしたことの違ちがいが表あらわれています。

母ははぎつねにとって、町まちの灯あかりはこわいしるし

母ははぎつねは、人間にんげんに追おいかけられたことを忘わすれられません。町まちの灯あかりは、楽たのしい場所ばしょの明あかりではなく、人間にんげんのいる危険きけんな世界せかいのしるしです。

こわい経験けいけんをすると、それと似にたものを見みるたびに、前まえのこわさまで思おもい出だしてしまうことがあります。

子こぎつねには、世界せかいがたくさんの色いろに見みえる

子こぎつねは、まだ人間にんげんをよく知しりません。だから町まちを「こわいもの」と一ひとつに決きめつけず、いろいろな色いろの灯あかりとして見みています。

色いろとりどりの灯あかりは、人間にんげんにもいろいろな人ひとがいることを、説明せつめいしすぎずに伝つたえているようです。

見みえ方かたが変かわると、世界せかいの広ひろさが見みえてくる

母ははぎつねのこわさは、間違まちがいではありません。けれど、そのこわさだけで町まちのすべてを決きめることはできません。

子こぎつねは、母ははぎつねが見みられなかった色いろを見みています。その見方みかたが、あとで帽子ぼうし屋やと出会であうことへつながっていきます。

考かんがえてみたい問とい

問とい 考かんがえる手てがかり
同おなじ町まちの灯あかりなのに、二人ふたりにはなぜ違ちがって見みえたのだろう? 二人ふたりが知しっていること、経験けいけんしたことを比くらべる
子こぎつねが見みた色いろには、どんな意味いみがあるのだろう? 人間にんげんを一ひとつに決きめつけない見方みかたを考かんがえる
こわいと思おもった相手あいてや場所ばしょを、一ひとつの見方みかただけで決きめていないだろうか? 違ちがう面めんがなかったか思おもい出だす

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