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『手袋を買いに』最後の「人間はいいものかしら」は、なぜ二回くり返されるのか

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子こぎつねは、手袋てぶくろを買かって無事ぶじに帰かえってきます。母ははぎつねは喜よろこびますが、物語ものがたりは「人間にんげんはいいものかしら」という問といで終おわります。

しかも、この問といは二に回かいくり返かえされます。母ははぎつねは、人間にんげんをすっかり信しんじるようになったのでしょうか。

一回いっかい目めには、驚おどろきがある

母ははぎつねは、人間にんげんを恐おそれていました。それなのに子こぎつねは捕つかまらず、ちゃんと手袋てぶくろを買かって帰かえってきました。

人間にんげんへの見方みかたが、今いままでの経験けいけんと合あわなくなります。一回いっかい目めの問といには、「本当ほんとうにそんなことがあるのだろうか」という驚おどろきがこもっているようです。

二に回かい目めには、願ねがいがある

同おなじ問といをもう一度いちど言いうとき、母ははぎつねはすべての人間にんげんを信しんじきったわけではありません。昔むかしのこわい記憶きおくも、まだ残のこっています。

それでも、子こぎつねが出会であった帽子ぼうし屋やさんのことを知しって、もう一度いちど人間にんげんを見直みなおしてみたい気持きもちが生うまれます。二に回かい目めには、「そうだったらいいな」という願ねがいも聞きこえます。

答こたえを言いい切きらないから、問といが残のこる

物語ものがたりは「人間にんげんはいいものだ」と言いい切きりません。こわさと希望きぼうが、母ははぎつねの中なかに一緒いっしょに残のこったままです。

だから最後さいごの問といは、母ははぎつねだけのものではありません。読よんだ人ひとにも、人ひとをどう見みていくかを考かんがえさせる問といになります。

考かんがえてみたい問とい

問とい 考かんがえる手てがかり
母ははぎつねは、人間にんげんを信しんじるようになったのだろうか? こわい記憶きおくが消きえたか考かんがえる
同おなじ問といを二に回かい言いったのは、どんな気持きもちからだろう? 一回いっかい目めと二に回かい目めの言いい方かたを想像そうぞうする
答こたえを言いい切きらない結末けつまつには、どんなよさがある? 読よんだあとに残のこる気持きもちを考かんがえる

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